スポーツバイクっていうのは一種の閉鎖感があって
ロードに乗るならビンディングは当たり前
え?フラペ?www
みたいな風潮になってますが、
果たしてビンディングは必要なのか??
結論から言いますと用途によります。
自分もビンディングペダル・靴を買う前はいろいろ調べていて、
「用途による」「どういうスタイルで乗るかによる」っていうのを見て
用途ってなんだよ!!ハッキリ言えよ!!
と1人でキレてたりもしましたが・・・
(なので、あえてこの記事では「買うべき」「必要ないです」というような言い方をします)
通勤や街乗りで10~30kmほどならいらないし、
100km以上乗るのであればいるって感じです。
ビンディングとは
ビンディングとは、ペダルと靴の底をパチンと嵌めて
足が外れないように走ることができるもののこと。
スキーの板と靴を固定するやつと同じです。
photo by ショートスキー道
よくわからんけどこういうやつ
なので、専用の「ペダル」と専用の「靴」が必要。
これにより、「引き足」でもペダルを回せるようになるので、
効率よく漕ぐことができ、速く走れるし疲れにくくなります。
合宿で手嶋さんが持ってきたやつです。
ロードレースの選手でビンディングを使ってない人は1人もいないですね。
ビンディングを買うべき人
ビンディングを買ったほうが良いのは、さっきも言った長距離(人によるけど50km以上??)乗る人、ガチでレースに出たい人、あと坂バカの人です。
坂を登るのが好き、毎週山に行く!という自分には理解し難いドMな人はちょっと高いけど買って、買ってからもすぐできるようになるわけじゃなくて何回かコケるけど、絶対もっと坂が楽しくなるので頑張って練習してほしいと思います。
それは自分が坂を登ってる時に、「これは引き足も使えたらだいぶラクなんだろうなあ」とすっごく感じるからです・・・。
ビンディング別にいらない人
ビンディングシューズは、靴底に板が入ってるみたいにガッチガチに固いです。
だから歩きにくいし、疲れるし、走ったりできません。
(そもそも歩くこと前提で作られてない)
自分みたいにカフェに行くことが目的だったり、ついでにその辺を散策・・・っていう人には向かないです。
速攻で足が疲れます。逆にストレスになります。
特に都心とかだと、路駐がすごかったり道が狭かったりするときは、歩道に乗り上げて押して行くっていうこともよくするので、結局なんだかんだで歩くことが多いんだよねえ。
歩いてもラクなのがMTB用のビンディング
ビンディングにはロード用とマウンテンバイク(MTB)用のシューズがあります。
MTB用は、ロードみたいにカッチカチやぞ!!!ではなく、普通の靴と同じで柔らかくて、しなります。
ロード用は靴裏に取り付ける”クリート”が外に飛び出てるんだけど、MTB用はくぼみがあいていて、内側に取り付けることができます。
ジャーン
これによってカチカチ鳴らず、普通の靴とほぼおなじ感覚で歩くことができます。
だから街乗り、カフェ巡り、押して歩くことが多い人は、そもそも別に買わんでいいけど、買うのであれば絶対MTB用のほうが良いと思います。
MTB用のほうがロードに比べてラクに外すことができます。
自分は自転車屋さんに、「MTB用よりもロード用のほうがラクだし、結局MTB→ロードにする人がほとんどだよ」って言われて「最終的にそうなるんなら最初から・・・」って思って買っちゃったけど(たまたまアウトレットで3,000円だったですけど笑)、そんなガチ乗りもしないくせに何いっちょまえに悩んじゃってんだよって今になって思いますね(笑)。
あんまり可愛いデザインがない
この辺男の人はあんまり気にしないかもしれませんが、女子にはわりと大事な問題です。(多分)
別に誰も見てねーし運動するのにオシャレの必要があるのか!!って思うかもしれないけど、パンダーニみたいな可愛いウェアとか見ちゃうと可愛い色の靴合わせたくなるよね。
ビンディングは最近ではレディース用も出てきてるんですが、まだまだ少なくてコ●バースみたいにたくさんある中から選べるわけではありません。
マリオ靴 かわいい
自分も自転車屋さんで見てて、なんかどれもビビッ!とくるやつがないな~
こん中で一番可愛いのは黄色だな!!って思って値段見たらビビりました。
あばばばばばば・・・。
で、さっき言ったMTB用のビンディングシューズは結構そこそこに種類があります!
こんなダッサイ靴しかないのかと思ってたら、
調べてみたら今は結構デザイン重視のMTB用ビンディングシューズたくさん出てました!
ひなったぼっこさんより
完全に普通のスニーカー。すげー。
結構いろいろ種類があったので、別記事で特集しようと思いますw
自分のビンディングその後
自分がビンディングを買った理由は、
「絶対ラクだよ!」といろんな人(情報)から聞いていたからです。
魔法みたいに全然違うんだろうなって勝手にすっごい期待してたんだけど、実際にはあんまり感動はなかった(笑)
長い距離乗って初めてじわじわわかってくるって感じかな?
で、結局
この記事を書いた日以降乗ってないです(笑)
ペダルはロード用ビンディングのペダルだけど、いっつも普通の靴で乗ってます。
フラットペダルのほうがラクだろうけど、まあロード用×普通の靴でもたいして気にならないです。
(MTB用のペダル×普通の靴はかなり違和感があってストレスだったのでおすすめしません)
「いいや」と思った一番の理由は、「これこのまま車道出て右側にコケたら死ぬな」って思ったから。
コエーって気持ちが離れなくなってしまいました。
急ブレーキしなきゃいけない場面に遭遇したら、絶対コケるしかないですし。
そこまでして不便感じてないし、プロみたいに長距離走るわけでなし、
そんな究極に怖いリスクとるなら別にいいやと思って引き出しに。笑
やっぱすぐ足がつけるってのはとっさの時に安心します。
これもたいして練習せずに言ってるんですけどね。
そこまでして走りたくないなあと思っちゃった。笑
自分は60~70kmフラットペダルで走っても、疲れるけど「こんなもんか」って感じだし、知らなきゃ知らないで比べる対象がなくて「こんなもんか」だから別にいいんだよねw
逆に
逆に「こんなもんか」を逆手にとって、あえて納車日にビンディングを買って
「自転車に乗るときはこういうもんだ」ってビンディングを当たり前にする方法もあります。
そのほうが良いと言ってる人もいますし、ツイッターで「自転車と一緒に買っちゃいました」っていう方もいて、なるほどな~と思いました。
手持ちの銭に余裕がある方は、この方法もアリっちゃアリだと思います。のちのちラクかも。
ただし・・・
↑これを見てもそんなことが言えるかな?(ジョークです)
まとめ
ビンディングはシューズ代と、もれなく専用のペダルも一緒に買わなくちゃいけないので、
本体だけでも大変だったのに、「みんな持ってるから・・・」「なんとなく買わなきゃいけないような気がする」で、わざわざ買わなくていいです。
自分が長距離を走れるようになってきたり、坂に目覚め始めたりで、自然と「欲しいな」と思ったら買えば良いと思います。
それまではいらないので深く考えず楽しく走ってください。